<美瑛・パッチワークの丘>

 目指すは美瑛の丘。
 昼食は「美瑛の丘のレストランでじゃがいも料理をいただこう」と二人の意見は一致し、富良野から飛ばしに飛ばした。今回は既知の美馬牛・拓真館はパスし、旭川に向かって左側の「パッチワークの丘」をターゲットに決めていた。

丘の斜面より雪の十勝岳連峰を望む

 「マイルドセブンの丘」や「セブンスターの木」、「ケンとメリーの木」などが点在し観光客の車ともそれなりにすれ違ったものの、肝心のレストランが見当たらない。もうオフシーズンにはいってしまい、お店はクローズなのだろうか?丹念に道路をトレースしながら走り回り、その間、車を止めてはすばらしい丘の風景をパチリパチリ。
 わたしは快く晴れわたった美瑛の丘の緑と青の景観が気になって仕方がない。途中で立ち寄った女性向け「小物雑貨」のこぎれいな女性からは「こんなに空気の澄んだ日は滅多にないですよ。」と、旅の幸運をうらやましがられた。

美瑛の丘と十勝岳

 しかし時間はどんどん過ぎていく。1時間ほど徘徊した末に、とうとうあきらめて「美瑛の町まで出て腹ごしらえ」ということになった。





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富良野への道路は整備されて快適

富良野へ続く道
美瑛の丘からの十勝岳連峰・秋

Vol.6   北海道SPECIAL 
北の大地再訪札幌・富良野・美瑛 2001.11


<いよいよ富良野>

 富良野の入り口=ラベンダーの森に到着。ここは夏に来るところ。何かあるのではと期待してきても、やはり何もない。ラベンダーは花期を終えその畑はきれいに耕され、茶色の土肌もあらわに雪を待っている。

 この岡から十勝岳連峰ががパノラマとなって見渡せる。息を呑む美しさ。富良野市街の遥か上方に雪をかぶった山々が横たわっている。その山嶺は太陽の光に当たって、神々しく銀色に輝いて見えた。(下の写真)

 車は右手に広大な大自然のパノラマを眺めながら、富良野の畑作地帯をひた走る。

 このとてつもなく厳しい自然の大地で「北の国から」の黒板五郎は生き抜いた。黙々と働き、不平不満は一切漏らさず家族と生活を守った。五郎の暖かいぬくもりの中で育った純も蛍も、やがて脱皮し親の元を離れていく。草太にいちゃんや雪子おばさんも純や蛍にはいつも優しかった
。庄吉やシュウも貧乏だけど愛情豊かで、みんなが笑って泣いて怒って、富良野の町で生きた。

 わたしたちは、この町を南から北へ疾走する。


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1.プロローグ2.晩秋の北大3.時計台・小樽逍遥4.札幌の夜・ススキノ5.ヘソを目指して・桂沢湖・三段の滝6.富良野・美瑛パッチワークの丘7.美瑛のラーメン・望岳台8.十勝岳温泉9.札幌すし善10.エピローグ中島公園


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青の有名なケンとメリーの木
ケンとメリーの木

美瑛の岡で見つけた大きな家
美瑛の家

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ランドマーク・北西の丘展望台
北西の丘展望台