左・ホテルアーサーと右・ドミ中島公園

晩秋の中島公園、落葉のむしろ

南9条からススキノを抜け、狸小路を通って2条市場へ。
ここはまったく観光化してしまい、価格的に購買意欲なし。おみやげを買うのもあきらめて札幌駅まで急いだ。時間があれば中央市場まで足を延ばしたかったのだが仕方なし。11時過ぎの電車で千歳へ。
飛行機の中は疲れで熟睡。
北海道の見果てぬ夢を追いかけているようでした。
<完>
1.プロローグ|2.晩秋の北大|3.時計台・小樽逍遥|4.札幌の夜・ススキノ|5.ヘソを目指して・桂沢湖・三段の滝|6.富良野・美瑛パッチワークの丘|7.美瑛のラーメン・望岳台|8.十勝岳温泉|9.札幌すし善|10.エピローグ中島公園
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最終日。札幌駅に荷物を預け南北線で中島公園下車。住み慣れたドミ中島公園の部屋も今は住み人知らず。
かつて「ここは日本中で一番恵まれた環境」と感じ、快適な単身赴任の生活を謳歌した。
このことは絵葉書で何回も書いた。
(実は単身赴任時代、子供たちとのコミニケーションを図るため、北の大地の自然や風俗、生活習慣などのよしなしごとを絵葉書にしたためた。その絵葉書が2年間で50枚を越えたほど。ママさんはそのはがきをクリップボードに留めて子供たちに見せていた)
冬は雪に震える木々と寒々と流れる鴨鴨川。春になると一斉に木々は芽吹き花が咲き乱れる。夏はポプラの綿毛が空を舞い、北海道マラソンのゴールもここ。秋は澄みきった空と紅葉。それぞれの季節感がはっきりと瞼に焼きついている。
今は冬を待つばかりの枯木立。
懐かしき我が住まいし「ドミ」の回りを周遊し、公園の奥まで早足に散歩。音楽堂も新しくなり、全体がすばらしくシックに生まれ変わった。
確かにあったはずの中島公園テニスコートはマンションに変ってしまいがっかりもした。
こうやって世の中は移ろい、これも一期一会の世界なのだろう。
