<プロローグ> 2002年3月12日


 天気晴天なれど杉花粉は最大規模のいたずらを展開中。ママさんにとってこの時期の旅行は歓迎すべからざる誘いです。

奥に見えるのが宿泊先の「まるみつ」 そもそも今回の常磐道旅行の企画は、「あんこう」なるグロテスクな魚をなんとかシーズン中に食したい、と願ったのが発端。今冬は、十分ではなかったのですが河豚も口に入れたし、蟹やボタン海老など旬の食材も少なからず食する機会に恵まれました。それで、心残りは(スーパーで販売しているパックではなく)本格的な鮟鱇鍋をいただきたいと・・・。

 東京ではあんこうは河豚に劣らぬ人気の高級料理で、日本橋裏通りの料理屋では「
1年先まで予約でいっぱい」という話も、直接ご主人から聞いたことがあります。

 あんこうの季節は4月まで。11月から2月までが一番美味しいと言われています。その季節を逃してしまえば来冬までお預けということになります。急がねば、という思いがずっと気持ちの中にありました。

 そのあんこうについて、日本一の水揚げを誇るのが茨城県北部「北茨城市」です。もう福島県との県境で、常磐自動車道(高速道路)が開通するまではたいへん遠いところでした。市の北部に大津港や平潟港の漁港があり、ここが日本一のあんこうの水揚港です。

 今回のメーンの目的は平潟に泊って鮟鱇鍋を食することでした。

<続く> 
<袋田の滝>

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プロローグ ・袋田の滝 ・平潟と鮟鱇鍋 ・岡倉天心と六角堂 ・水戸偕楽園

2002年3月

常陸国
      「鮟鱇鍋と水戸偕楽園」
平潟海岸の払暁