41 アマナ(甘菜・老鴉?) ユリ科アマナ属
高さ20cmの多年草。福島県から奄美大島の日当たりのいい草原に生える。白い茎に甘みがあり食用となる。種小名eduliisは「食用の」意味。野草ブームなどによる採取で見られなくなった。白い花は清楚可憐?
花期:4−5月
花言葉:
4月 向島 草原
42 ネコヤナギ・フリソデヤナギ(猫柳) ヤナギ科ヤナギ属
高さ0.5〜3m、単葉の落葉低木。北海道から九州に分布。3月〜4月の春先、水辺をにぎわせる。この仲間は雌雄異株。ばっこうヤナギとの雑種フリソデヤナギ(写真)は切花でも利用。別名カワヤナギ(川柳)、早春の季語。
花期:3−4月
花言葉:自由、親切、思いのまま
4月 向島 山野木
43 ゼンマイ(薇) ゼンマイ科ゼンマイ属
花緑性多年草。
全国の林下や日向に普通に生える。若い葉は柔らかい毛でおおわれる。胞子は葉緑体をもち、緑色。若い栄養葉を干したものが食用として利用される。半日陰に地植えするとよく育つ。

花期:3−5月
花言葉:空想
、夢、夢想
4月 向島
44 ミスミソウ・スハマソウ(三角草・州浜草)キンポウゲ科ミスミソウ属
高さ10〜15cm。多年草。本州と四国の落葉樹の下に生え、栽培もされる。葉の烈片の先は鋭くとがるか、丸い。花の色は紫か白、花弁は6〜12枚。ミスミソウは中部異性の本州、九州に分布し葉先はとがる。ともに別名をユキワリソウ(雪割草)という。
花期:3−5月
花言葉:
4月 向島 森や林
45 ウグイスカグラ(鶯かぐら) スイカズラ科
葉のわきから垂れ下がる細長い花柄の先に、薄紅色の1cmばかりの漏斗状の筒形の花がたれ下がっている。小さくて頼りなげで、風が吹いたらすぐにでも落っこちてしまいそう。
スイカズラと同じ仲間の植物で、鶯が鳴く頃花をつけることから命名されたようだが、名前の由来はいろいろある。夏には赤い実が熟す。
花期:3−5月
花言葉:未来を見つめる
4月 向島
46 シモツケ・アイヅシモツケ(下野) バラ科シモツケ属
高さ1.5mほどの落葉低木。本州から九州に分布。古くから観賞用に栽培され、花の美しい種が多い。栃木県で発見されたためにシモツケだが、写真は会津シモツケの咲き始めで、ういういしい。
花期:5−7月
花言葉:無駄
4月 向島 山野木
47 バイモ(貝母) ユリ科バイモ属
ラテン語の 「fritillus(サイコロを入れる筒)」が語源。中国原産。日本には薬用植物として入り 鱗茎をせきどめや止血、解熱などの 薬用に利用する。花はうす緑色で釣鐘に似ている。別名アミガサユリ(編笠百合)
花期:4−6月
花言葉:謙虚な心
4月 向島
48 ハナニラ(花韮) 西洋アマナ イフェイオン ユリ科イフェイオン属
高さ5〜10cm、花径3〜4cm。アルゼンチン、ウルグアイ原産。茎葉と鱗茎にニラのようなにおいがある。花茎の先端に青色を帯びた白花の6弁花を1個つける。強健で場所を選ばずよく増える。別名イフェイオン。
花期:3−4月
花言葉:悲しい別れ
4月 向島 花壇
49 シジミバナ(蜆花) バラ科シモツケ属
小さな五弁の花が半球状に集まりそれがあたかも一つの花であるかのように見えます中国原産の落葉潅木。
一面に白く咲く様を、ユキヤナギかと思い近寄ってみるとまったく違う。枝に八重の円形の白花が10個ほどついている。シジミ貝の中身に似ているところからシジミバナと呼ばれている。「speira(螺旋、輪)」がもともとの語源。別名をエクボ花ともいう。人間はそれぞれ勝手な想像をして名前をつけるが、いずれもそれらしい命名で納得。
花期:4−5月
花言葉:控えめだが可愛らしい
4月 向島 花木
コデマリ
49 コデマリ(小手毬蜆花) バラ科シモツケ属
中国原産の落葉広葉低木で、多くの白色の花が鞠状に枝先に付くので小手毬(コデマリ)と名付けられた。花の一つずつは同属のシモツケやユキヤナギによく似ている。比較的場所をとらず、花も美しいので見かけることの多い花木。ユキヤナギと同様に、枝が弓状に湾曲する。
花期:4−5月
花言葉:伸びゆく姿・努力・優雅・品位
4月 百草園 花木
50 キジムシロ(雉筵・苺葉委陵菜) バラ科キジムシロ属
高さ5〜30cmの多年草。日本各地に分布、山野で普通に見られる。葉は奇数羽状複葉、直径1〜1.5cmの花弁が5枚。
和名は、草姿をキジが座るムシロにたとえたもの。中国では約そうとする。本属には花の美しい種類が多く、洋風花壇のグランドカバーに、またロックガーデンにも利用される。

花期:4−8月
花言葉:明るく輝いて
4月 向島 草原
ジンチョウゲ
51 ジンチョウゲ(沈丁花)ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
中国原産の常緑低木。紅紫色のガク頭の先が4烈した花が固まって咲き香りが良い。雌雄異株で日本には雄株が多い。雄株には楕円形の果実がつき7月には赤色に熟す。写真は白花ジンチョウゲ。春の季語。
花期:3−4月
花言葉:栄光・不滅
4月 正丸峠 花木
52 ユキヤナギ(雪柳・噴雪花・珍珠花)
バラ科シモツケ属
高さ1〜2m、株立ちになる落葉低木。関東以西、四国、九州の川岸の岩上に生え、中国にも分布する。白色。約8_の小さな5弁花が散形状に咲く。枝は細くてたれやすく細い葉を互生する。春先の道端に雪が残っているような印象をもった。
別名コゴメバナ(小米花)。春の季語。

花期:3−4月
花言葉:愛らしさ
4月 正丸峠 花木
ユキヤナギ
国分寺殿ケ谷戸庭園のマンサク
53 マンサク(満作) マンサク科マンサク属
高さ5〜8mの落葉小高木。本州、四国、九州の山地に分布する。春先、葉の出る前に黄色花が2〜3個集まって咲く。綿状の花弁が4枚あり、長さ2cmほどで少し縮れ葯は紫紅色。今年も豊年満作であるように・・・。春の季語
花期:2−4月
花言葉:霊感、魔力、神秘
3月 国分寺・殿ケ谷戸庭園 花木
54 フクジュソウ(福寿草) キンポウゲ科フクジュソウ属
高さ15〜20cm。北海道、中部地方以北の本州に自生し花色は黄色。園芸種も多い冬の間は日当たりよく、夏は日陰になる落葉樹の下などに植える。新年の祝儀の花として売られているものは促成栽培による。別名元日草(ガンジツソウ)。新年の季語。
花期:2−5月
花言葉:幸福
3月 国分寺・殿ケ谷戸庭園 花壇
フクジュソウ
55 オダマキ(苧環)キンポウゲ科オダマキ属
高さ20cm〜40cmの多年草。日本原産種。茎頂に青紫、まれに白色(写真)を2〜3つける。花径5cm内外で、花弁のように見えるものはガクで、花弁の先端は白い。ミヤマオダマキから本種が作られたと考えられている。春の季語。五日市の奥、数馬の湯近くで白色を見つけた。

花期:4−5月
花言葉:移り気・勝利の誓い・別れた恋人・素直 ・のろま
5月 数馬 花壇
56 ヤマオダマキ(山苧環) キンポウゲ科オダマキ属
高さ30cm〜100cmの多年草。北海道から九州に分布。和名は山に生える苧環(オダマキ)の意味。苧環は麻糸を糸巻きに巻いたもの。そのためイトクリグサの別名をもつ。
汗をかきながら歩いた山道の雑草の間で見つけたときは、ほっとしてしばらく飽きずに眺めてしまった。
花期:6−8月
花言葉:人嫌い
6月 浅間嶺 草原
浅間嶺で見つけたヤマオダマキ
小金井公園のシラン
57 シラン(紫蘭) ラン科シラン属
多年草。本州の関東以南から四国、九州に分布。落葉性で、地下に扁平な円形の球茎があり、毎年一つずつ増える。大きなとがった葉が向かい合わせに開き、中から花茎が立ち、5〜6花をつける。
夏の季語。
花期:5−6月
花言葉:互いに忘れない
5月 小金井公園 花壇
58 サンシュユ(三茱萸) ミズキ科ミズキ属
高さ4〜10mの落葉高木。朝鮮半島、中国原産で亨保年間に渡来。春、葉の出る前に黄色の小花が集まって咲く。果実は長楕円形で赤く熟し、薬用になる。別名ハルコガネバナ(春黄金花)、アキサンゴ(秋珊瑚)というから格調は高い。
花期:5−7月
花言葉:持続、耐久
3月 野川公園 花木
野川公園のサンシュユ
59 キンシバイ(金糸梅) オトギリソウ科オトギリソウ属
半常緑、丈0.5〜1mの夏の花木。中国中南部原産。本州以西で栽培され、野生化もしている。花径3cmの花が集散花序になって咲く。花弁はやや円形で5枚黄色の雄しべは花弁より短く、5群にわかれる。葉は対生し、長楕円形。夏の季語。
花期:6−7月
花言葉:秘密、悲しみは続かない、きらめき
4月 向島 花木
60 ヘビイチゴ(蛇苺) バラ科ヘビイチゴ属
バラ科の多年草。日本各地の水田の畦、道端、野原などの湿った日当たりの良い場所に生える。ヘビの名がつくため毒を連想するが、オランダイチゴに似た果実は無毒である。もっとも甘みもない。日陰には全体に大きいヤブヘビイチゴが生える。
夏の季語。

花期:4〜6月
花言葉:可憐
5月 小金井公園 田畑道


身近な花・特に「野の草花・自然の草木花」を中心に撮ってみました。
花壇に咲いている花より小粒で頼り無げですが、芯がしっかりしているからほんとうは丈夫で忍耐強い植物たちです。温室育ちとは少し違います。

レンズを近くまで寄せてじっくり観察すると、意外としっかりしたディテールを見せてくれます。人間も同じ、大雑把より小粒でもピリリと辛い、あるいはこれだけは人に負けないという人格に魅力を感じます。

その3

  

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