クメール語でアンコールは「王城」、ワットは「寺」を意味する。時の権力者スールヤヴァルマン2世によって1113年から約30年かけて建設されたもので、王の墳墓であると同時にヒンドゥーの三大神の中心・ヴィシュヌ神を祀るためのものであり、これは死後に神と王とが一体化する神王思想(デーヴァ・ラジャ)による。
建物は、東西1040M、南北820Mの周壁および190Mの幅をもつ堀によって囲まれ、約200ヘクタールの広大な敷地の中心に石作りの祠堂が立つ。
アンコールワットの建設には、現代人の予測で「25000人の人夫が動員されたとしても34年かかる」という推算がなされている。
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