ユキヤナギ・雪柳

ユキヤナギ
ユキヤナギ(雪柳・小米花・噴雪花・珍珠花)
バラ科シモツケ属
早春、葉の出る前に、雪のように白い花が枝にびっしりと咲く。雪柳の名は、花の色が雪のようであることと、葉が柳に似ていることによる。また花が米粒に似ていることから別名コゴメバナ(小米花)。
高さ1〜2m、株立ちになる落葉低木。関東以西、四国、九州の川岸の岩上に生え、中国にも分布する。白色。約8_の小さな5弁花が散形状に咲く。枝は細くてたれやすく細い葉を互生する。
夕闇の中の白さにはっとして、道端に雪が残っているような印象をもった。春の季語。
花期:3−4月
花言葉:愛らしさ
4月 正丸峠


雪柳 ふぶくごとくに 今や咳く     石田波郷
一筋や 走り咲きたる 小米花     鈴木花蓑
朝より 夕が白し 雪柳        五十嵐播水


花の歳時記へ | 旅・ナチュラルにへ