テニス十戒
(テニスを通して自身を高めるために)

一 ラケットを放り投げたり、ボールを足蹴りするべからず

  (道具を粗末にする者、モノに当たる者は、決して大成はしない)
二 自分のミスに対して言い訳をするべからず

  (どんな世界にも必ずいますが、見苦しいですぞ! 原因は全て自分にあり、冷静にミスの原因を把握し、克服することに全精力を注げ)
三 練習は試合のつもりで、試合は練習のつもりでプレーせよ

  (日々の鍛錬をおろそかにするものが試合で力を発揮できるはずがない。常に真剣を心がけることで、本番のプレッシャーから開放され、持てる力を最大限に発揮する)

四 納得いくまで、とことん練習せよ

  (練習で打てないショットは、試合でも打てるはずがない。そうはいっても練習時間が少ない。短い練習の中で「今日は何をする」と明確な目標を決めて精進することが大切)
五 自分を信じることは、正に勝利への道しるべなり

  (コート上は自分と敵しかいない、最後まで自分の勝利を信じることである。粘り強く自分を信じることである。最高到達点は滅私ということだろうか)
六 全ての試合相手には敬意を払い、真剣勝負を挑め

  (挌下の相手に対しても全力をつくさなければ、自分に来たチャンスもつぶしてしまう。ライオンの心境になることだ。相手を甘く見たために逆転を許すことは往往にある)
七 真の勝者は自分の持てる力を全て出しきれた者にある

  (自分がどれだけ努力をしてきたか、その過程に真の価値があり、勝敗は単に結果である。軟弱な精神、惰弱な練習に勝利は訪れない)
八 勝っておごることなかれ、負けてこびることなかれ

  (勝者泰然、敗者淡然。勝ってさらに精進せよ、負けて素直に相手を褒め称えよ)
九 先人(先輩)達を敬い、先人達から庭球道を学べ

  (何故、今自分が庭球道を目指すことができるのか、先人たちに感謝し精神を学べ。お手本となるいい先達が周囲にたくさんいらっしゃる。)
十 庭球道を通して、人間を磨き、人生を学べ
 

  (庭球道は人間道のひとつなり。庭球道を通して人間を高め人生を豊かにすることこそ人間としての本分である)