(月別平均雨量)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年平均
降水量
山の鼻 149.5 142.4 133.5 85.1 101.8 139.8 173.8 190.8 204.8 157.3 113.9 182.7 1775.1
東 京 45.1 60.4 99.5 125.0 138.0 185.2 126.1 147.5 179.8 164.1 89.1 45.7 1405.3

(月別平均気温)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年平均
気温
山の鼻 -7.6 -6.7 -3.4 2.0 7.0 12.4 16.6 17.2 13.2 6.9 1.1 -4.3 4.6
東 京 5.2 5.6 8.5 14.1 18.6 21.7 25.2 27.1 23.2 17.6 12.6 7.9 15.6
(3) 緊急事態とその対応
  1. 日射病
    夏の日差しによって体の調整機能が低下し、脱水症状をおこしたときは休息をとること。涼しい場所に移動して休む。水でぬらしたタオルで頭や首筋を冷やすこと。防止は必携です。
  2. 夏の雷
    雷は積乱雲によって発生します。まず、その雲の発生に注意して山小屋近くに身をおくことが大事。なにもない原っぱで雷に出合ったら、金属類を体からはずしてビニール袋にまとめ、放置したままでも安全な場所に逃げるのが賢明です。放置したものが気になって仕方がないのですが、命のほうがもっと大事。
  3. 木道でつまづいて骨折や打撲ということも予想のうちです。迷惑でしょうが山小屋に知らせれば対応してもらえます。その前に個人個人が気をつけないと・・・カットバンは必携、ビニール紐とかビニール袋が役に立つことも。
(2) 平均雨量を上のグラフで見たときに、冬の積雪量が多いのは単純に理解できますが、5〜6月の水芭蕉の時期は東京を下回っています。夏に入るとさすがに「雨の多い尾瀬」の冠に恥じない雨量を誇ります。
したがって晴れていても安心はできません。何時ザーっと来るやも知れませんから雨具が必携です。

(1) 尾瀬は周囲を2000m級の高山に囲まれた山岳性の湿地です。また太平洋と日本海の分水界でもあり、山岳性気候と、太平洋性、日本海性の気候を微妙にあわせもっていると考えます。
月別の平均気温は下のグラフでもわかるように、東京と比べほぼ10℃は低くなっており、夏でも20℃を越えません。
それだけに夏でも寒さ対策が必要となります。

尾瀬の気候と準備


「尾瀬夢まぼろし」へ | 旅トップへ | ホームページトップへ


Copyright ©2003-5 Skipio all rights reserved