ニッコウキスゲ
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ニッコウキスゲ(日光黄菅)別名ゼンテイカ ユリ科
春先なら水芭蕉、夏はニッコウキスゲと尾瀬を相並んで代表する花。湿原や山地草原に濃い橙黄色の群落を作る。
このような単子葉植物の花は、ガク片・花弁・おしべ・心皮の数が3の倍数なのが特徴。花弁が6枚に見えるが3枚はガク片。しかもこの花は1日花で、朝に咲いて夕べには閉じ翌朝には生涯を終えている。しかしながら、兄弟というべきたくさんの蕾が後を引き継いで受粉を繋ぎ種族の絶滅を防ぐ。花数は年によって差がある。盛期、尾瀬ヶ原の湿原を多い尽くす様子は壮観である。別名のゼンテイカは
「禅庭花」による。
高さ:50〜70cm
花期:6−8月
花言葉:日々あらたに・心安らぐ人
7月
尾瀬ヶ原 尾瀬沼 湿原や山地草原に
夕霧の 日光黄菅 花終ふ 古屋 均
一面の 日光黄菅 霧に消ゆ 淡路尹久
日光黄菅 宙に紫紺の 山匂ふ 松本 進