21 イカリソウ(錨草・碇草) メギ科イカリソウ属
 多年草。近畿以東の主に太平洋側に分布。花は紅紫色だが、まれに白色。葉は長さ3〜10cmの心臓形の小葉3枚からなる。花は茎の先に数個下を向いて咲き、4枚の花弁の形が船の碇(イカリ)に似たところから命名。花が黄色のものをキバナイカリソウという。
茎葉を漢方薬で利用。強壮・強精剤・発汗剤。春の季語。いかつい名前と正反対の可憐さ。
高さ:15〜30cm

花期:4−5月
花言葉:あなたをとらえる、人生の出発
4月 正丸 丘陵や山裾に咲く
森や林に咲くイカリ草

イカリソウ


いかり草 むかしもいまも 水祀り  佐藤鬼房
袈裟とって 尼が近づく いかり草  梶浦さだ

花の歳時記へ | 旅・ナチュラルにへ